2018年01月04日

#73:年末のスワンプロック

2017_12_01.jpg

12月2日(土)
若い連中と話していると『帝一の國』を絶賛しているので観てみようかとTUTAYAに行くが残念ながら全部レンタル中。
そこで一つだけ残っていた『銀魂』をなんとなく借りて観る。
感想は、いやあ傑作じゃないですか。映画芸術だなんだとのたまっている人はみんな福田雄一監督に師事して目を覚ました方がいいのではないか(暴論)と思った。
これは是非正月の深夜にTVで酒を飲みながら観たい。
続編は劇場で観よう。

2017_12_02.jpg

12月3日(日)
『銀魂』を返しに行くと『帝一の國』がひとつあったので借りて観る。
感想は、いやあ傑作じゃないですか。映画芸術だなんだとのたまっている人はみんな菅田将暉始めとするイケメン軍団にひざまづいた方がいいのではないか(暴論)と思った。
これは是非正月の深夜にTVで酒を飲みながら観たい。
うちのスタッフの一人が菅田将暉に対して「ついに実写でこなせる人が現れたかと思いました!」と言っていたのも納得のハマリっぷりだった。
「漫画原作ばかり…」「内容に深みが…」などという声もあるが、いやあ、70年代80年代だって漫画を実写化したものはいっぱいあったし、かつて名作と思われていても今見返すと浅い作品なんてごまんとありますぜ。これを観て若い子達がハピーになるのだったらそれでいいじゃないか。と、寝っ転がってビール飲みつつ観て思った。

2017_12_03.jpg

12月8日(金)
渋谷まで小林勇貴監督の『全員死刑』を観に行く。
九州で実際に起こった事件を元にした映画だと話題になっていたし、小林監督がまだ27歳の若さというのも、帝一の國にも主演していた間宮祥太朗が主演というのも気になった。
。小林監督の評として日本のスコセッシ、タランティーノという声があるが、小林監督27歳ということは1990年生まれ。そこで思ったのがタランティーノの出世作レザボア・ドッグスが92年だから2歳。キル・ビルが03年だから13歳。キル・ビルをリアルタイムで観てさかのぼっていったか。そしてスコセッシの名作グッドフェローズが90年で生まれた歳。ディパーテッドが06年で16歳。ここから遡ったか。私もスコセッシは大好きだが、70年生まれの私にとって、スコセッシの名作タクシードライバーが76年で6歳の私は知る由もなく、レイジング・ブルが80年で私は10歳。劇場では見ていないが、パンチを受けたデ・ニーロの血しぶきが客席に降り注ぐTVスポットはとても印象に残っている。スコセッシの映画を初めて劇場で観たのは86年のハスラー2で私は16歳。ここら辺からさかのぼっていった。さかのぼっていく作業が面白いんだよね。今風に言うとdigるというか。
間宮翔太郎もメチャクチャよかった。最近の若い役者さんはお笑い役もやればドシリアスな役もやる。この振り幅が素晴らしい。
白石和彌監督が出てきて以来、こういった暴力と犯罪をテーマにした作品が増えてきた気がする。最近のイケメンが繰り広げるラブコメ映画も決して否定しないが、仁義なき戦いのように男たちがギリギリのところで命のやり取りをする映画はもっとあっていいと思うので、応援していこうと思う。


12月13日(水)
小学館の感謝祭に呼ばれて帝国ホテルヘ。今年は小学館の皆さんと仕事をする機会に恵まれて幸いだった。
小学館マンガワンコミックス、江野スミさん作の『亜獣譚』の装丁も担当した。
物語の内容は「人を愛することとは」を根底にした素晴らしいダークファンタジーだが、装丁もそれに負けないようにと力を込めたつもりだ。
是非みなさんご一読を。

2017_12_04.jpg

12月15日(金)
ダニエル・エスピノーサ監督の『LIFE』を観る。ISSという閉ざされた空間の中で起こる地球外生命体とのバトルという、エイリアンの第1作目を思い起こさせるシチュエーションのSFホラーだった。観終わった後に気づいたのだけど、ダニエル・エスピノーザは『チャイルド44森に消えた子供たち』の監督か。あれも面白かったな。
エスピノーサスウェーデン人。ヒッチコックはイギリスだしジーン・ワイルダーはドイツ。ハリウッドの才能があればどこの国の人でも構わないよという姿勢は昔から変わらないな。
映画のラストは映画という表現の構造を利用したオチになっていた。

Life.jpg

12月16日(土)
渋谷のレコ屋にてリトル・フィートのディキシー・チキンを購入。アメリカ南部音楽を取り入れた傑作アルバムだ。ツェッペリンのジョン・ボーナムがドラムサウンドの録音の手本にしたというのは本当なのだろうか。
そしてジャケットのネオン・パークのイラストがとにかくいい。彼のイラスト無しではリトル・フィートは成立しない。
買った理由の一つには、このイラストを大きなサイズで楽しみたいというのもあった。

2017_12_05.jpg

そしてスティーリーダンのガウチョも購入。何遍聴いたかわからないアルバムだけど、レコードで聞くと新たに感動する。
今年ライブが中止になったのは残念だったな。

2017_12_06.jpg

最後にカルロス・サンタナの弟、ホルヘ・サンタナのアルバムも購入。
以前から中古レコード屋に寄るたびに探していたがなかなか見つからなかったのに、今回は3枚もあった。
ザ・フュージョン、ザ・AORといったサウンドでとてもいいが、これもとにかくジャケットが素晴らしい。
傑作ジャケットアートだ。サザンがパロディにしたよね。

2017_12_07.jpg


12月22日(金)
トム・フォード監督の『ノクターナル・アニマルズ』を観る。前作シングル・マンも気になっていたが見逃していたので、今作は知人がtwitterで絶賛していたので観たくなった。
オープニングのフリークスじみた世界感から、虚構と現実がないまぜになる物語、こりゃあリンチじゃないか!
トム・フォードがこういう世界観の持ち主とは知らなかった。
ところでこの作品の主人公はジェイク・ギレンホール。このあいだの『LIFE』もそうだったし、『ナイトクローラー』もそう。作品選びのセンスがある人なのかも。

index_main.jpg


12月23日(木)
『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』を観る。最近定期的に寅さんを観たくなる。10代〜20代のころはそんなことなかったのに。甥の満男が私と同じ年齢なので、子供のころみ見た風景が展開されているのが嬉しい。まあ郷愁なのだろう。

torasan.jpg

12月24日(日)
クリスマス・イブ。今年は神楽坂で過ごす。いい夜でした。

12月26日(火)
19、25、26と講談社の年末パーティーに行く。毎年お誘いいただくのは大変ありがたい。

12月28日(木)
縁あってとある俳優さんの自宅で行われた年末恒例の餅つき大会に参加した。その俳優さんは既に亡くなられているのだが、生前から行われていた恒例行事の餅つきはずっと続いているそうだ。私はまったく血縁でもなんでもないのだが、ご親族とちょっと関わり合いができたので、その俳優さんの映画やテレビもたくさん観ていて、影響も受けているので一度挨拶したいと思い参加した。
大勢の人で賑わっていて規模は大きいが年末の親戚の集まりといった感のアットホームで素敵な集まりだった。
餅もつかせていただき、御霊前に手を合わすこともできた。いい年が迎えれれそうな気がする。
夜はスクウェア・エニックスのパーティーに参加するために新宿ヒルトンホテルに向かう。
19時にはそこを後にし、リットーミュージックの年末ライブに向かう。みなさんマジだ。いやー面白かった。来年は参加したいものです。

IMG_4399.JPG


IMG_4375.jpg


IMG_4376.jpg


12月31日(日)
30日からの大掃除の続き。綺麗にするぜ。今年もいろいろありました。RedRoosterを法人化したのが一番でかいな。
来年もいい年になりますように。皆様も良いお年をお迎えください。

posted by 下山 at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記